ねこぷりん

京都に住む人

これから働く人へ、仕事を辞める私より。

私は大卒で事務職に就職した者です。世間的には高学歴といわれる某K大学出身です。

今の仕事についての記事は今後書かないだろうと思うので、就職活動を終えて働くぞ!という方に何か残したいと思って書き残したいと思います。

 

就活を終えて4月から仕事を始める方へ

就職活動お疲れさまでした。

就職活動でうまくいった方はわくわくしていると思いますし、うまくいかなかった方は、もやもやした不安のほうが大きいかもしれません。

 

いずれにしても今の時期(~2月頃)は「待つ」時期です。

勤務地はどこか、どんな部署に配属になるか、社会人としてやっていけるんだろうか、どんな人たちと働くのか、会社からの連絡待ちで、不確定ですよね。

(何かやっておいたほうがいいことは?と疑問に思う方もいると思いますが、会社に入ってからで何とかなります。遊んでおきましょう。)

 

 

私自身はというと、就職活動自体はうまくいったほうだと思っています。保険として公務員試験も受けていましたが、ここなら自分らしく働けると思った一般の企業に事務職として就職しました。2月に知らされた配属先も特に不満はありませんでした。「ほかの人よりいい学歴だから仕事もうまくやれるはず」という自信で満ちていました。

 

就活の結果がどうであれ

よく言われることですが、仕事は勉強とは違います。

仕事はこれまでみたいに「やればうまくいく」が通用しません。22にしてまるっきり別世界を歩み始める感覚でした。もちろん仕事の内容によりますが、目の前の作業を進めるだけでなく、ありとあらゆる能力が求められます。(コミュニケーション能力、文章力、交渉力、責任感、等々)

 

 

私自身、最初は「まだ1年目だから失敗しても大丈夫」と思って、失敗を恐れず質問し、人からクレームを受けても気合で乗り切っていました。私ができなかった仕事を上司が代わりにやっているのを見て、「自分が成長しないとこの人の仕事が増える」と思えば残業も頑張れていました。

 

 

しかし仕事を続けていくと、「自分は社会不適合者なのではないか」と思うことが増えてきました。

これまで、勉強の競争社会に生きてきて、ほかの人と比較することで成績を伸ばしてきたので、後輩のほうが仕事ができるように見えると自分が劣っているように感じて今いました。

 

また、間違えたところについて、なぜ間違えたのか分析し、次は間違えないようにして勉強をしていたので、仕事で失敗した時も、同じ思考になり、ダメだったところに目が行きます。

 

「やっただけ結果が出る」人生だった私はだんだん自尊心を失っていきました。

 

これから働く人に向けたメッセージ

私自身は気にしすぎる性格なので、「いちいち反応しない」が社会で生きていく最重要スキルだなと結論付けています。

勉強で頑張ってきた人は、私のように細かいことが気になるという人は多いと思います。ですが、これから長い人生を生きていくためには、神経質にならずに、折れずに生きていく必要があるということを伝えたいです。その中の一つが、周りに何を言われてもいちいち反応しない能力だと思っています。

 

最近交代した上司は、「ほんとに管理職?」という頼りない人ですが、正真正銘の管理職です。ずっと会社にいるから自然と昇進していったタイプです。例を挙げればきりがありませんが、例えばメールをスルーしていて、他部署の人から感情的に怒られても平気そうなタイプです。

 

この頼りない上司を見て、これが社会で生きていくために必要なスキルだったんだと、気がつきました。大雑把にとらえてスルー出来ればよかったのです。

 

私は退職しますが、人生の先輩として、これから頑張る人の一助になれば幸いです。